ねがい テノール

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「ねがい」は、広島の中学生たちが平和への思いを歌にした曲です。
歌詞には、モフセン・マフマルバフ映画監督のメッセージが加えられています。

モフセン・マフマルバフ監督のメッセージ

 アフガニスタンは何年もの間、空からは頭上に爆弾が降り注ぎ、地にあっては人々の足元に地雷が埋められている国です。

 アフガニスタンは、人々が毎日のように自分達の政府によって、鞭打(むちう)たれている国です。アフガニスタンは逃げ場の無い難民達が、その隣人達によって追い返されている国です。

 アフガニスタンは旱魃(かんばつ)によって人々が、飢えと渇きに苦しみながら死に向わせられている国です。世界のどこよりもこの国では、神の名が語られると言うのに、神にさえ見放されているかのようです。

 アメリカでの2001年9月11日の事件が起こるまで、アフガニスタンは忘れられた国でした。今でさえも、アフガニスタンに向けられる関心は、そのほとんどが人道的なものではないのです。

 もし過去25年間に権力あるものが、人々の頭上に降らせていたのがミサイルではなく書物であったなら、鞭やテロリズムがこの地にはびこることはなかったでしょう。

 もしも人々の足元に埋められているのが地雷ではなくて小麦の種であったなら、数百万のアフガン人は死と難民への道を辿らずにすんだでしょう。

 このような状況の中で、アフガニスタンについての映画にフェデリコ・フェリーニ・メダルが与えられたことは、一つの希望の印です。しかし、この賞に与えられるものがパンであったなら、飢えたアフガニスタンの人々に分け与えることができたでしょう。

 もしこの賞が雨であったなら、アフガニスタンの乾いた地に降らせることができたでしょう。
 もし自由の風であったなら、アフガン女性のブルカに向けて吹かせることができたでしょう。

 この賞は、パンではなく、雨ではなく、自由の風でもなく、一つの希望の印に過ぎませんが、私はこの希望の印をアフガニスタンの苦しむ人々に捧げられた希望と共に、私のもとに預かっていこうと思います。
 そして世界の文化大使の方々の前で、私はアフガニスタンの人々に約束します。アフガニスタンが自由になったらカンダハールの町に、フェリーニの名を採った学校を建てることを。皆さんからいただいたこのメダルは、その学校の全ての生徒に捧げます。

2001年10月3日、モフセン・マフマルバフ

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