慶應義塾大学理工学部生命情報学科ケミカルバイオロジー(荒井緑)研究室では、微生物や植物が創り出す天然物から、がんや神経再生に効く医薬の種を見いだすべく、天然物基盤のケミカルバイオロジー研究を行っています。疾病の原因タンパク質を担持したタンパク質ビーズでの活性化合物の魚釣り法や、微生物と動物細胞との共培養法による休眠遺伝子活性化法を用いて、新しい天然物を見いだしています。また、合成化学を駆使して、天然物やその誘導体を合成し、より活性の強い化合物を創製しています。さらに、それら化合物がどのように生体で働くか、作用機序を解明しています。