
KORG ESXの良いところですが、スネアの抜けが良いですね キックはやや物足りなく感じることが多いですが、サブベースはかなり太い音が出ます。後発のElectribe2 samplerに比べパネルレイアウトも全て目に見えてて使いやすいというか触ってると何かできるマシンです。
ADDAコンバーターの能力なのか本体でサンプリングすると原音からかけ離れて音質が良くないけど、ツマミだらけのパネルで音をいじる面白さが詰まってますね。こんなツマミだらけのハードウェアサンプラーは後にも先にもこれしかないです。真空管ついてるのもなんか凄い。AKAI MPCのロジャーリンの系譜ともRoland SPシリーズのようなポン出しハードディスクレコーダー的な発想とも全く違う設計思想です。
エフェクトも3つ使えるのが凄いしチェーンできるのが更に凄い。ディストーションにリバーブを重ねてコーラスをかけるような変態的な使い方もありうる。エフェクトエンジンがしょぼいのでリバーブとか使わないですけど、Chorusは効き具合が強烈でよく使います。この動画ではスネアにBPM同期ディレイをかけてドリルンベース感で遊んでます。LFOもBPM同期とリニアを切り替えれるのが地味に嬉しいポイント。
RolandのSP404などはサンプルのピッチ変更を切り捨てた面白さがありますが、KORG ESXは単音のピッチ変更を早くなれば高音に、遅くなれば低音にというレコードの回転速度のように遊べるのでこういった単音をループして音階サンプルを作ったり早回しボイスみたいな遊びができて良いです。
Making Drill'n'bass used 3 samples and 1 Bass challenge by Korg electribe ESX sampler.
BPM:100
Length:8 / 1Loop
Tube: Golden dragon E83cc/12AX7
PAD1: Voice
PAD2: -
PAD3: Phrase A / Fill Pattern
PAD4: Break Beats / basic pitch
PAD5: Phrase A / Basic pattern / LFO-AMP
PAD6A: Break Beats / pitch up /Lopass filter / Chorus
PAD6B: Break Beats / pitch up Snare / BPM deley 1/64 or 1/32
PAD7A: -
PAD7B: -
KEY1: BASS
KEY2: -